グループホームあおぞら｜富山県中新川郡上市町｜認知症対応型共同生活介護｜介護保険事業所番号1691600033

最期をどこで過ごしたいか、ご本人の価値観に沿った選択ができるといいのではないかと思います。
ご本人と話し合いができれば一番良いのですが、もしできない状況であれば、ご本人はどのように生きてきたのか、残りの人生をどんな風に生きたいと思われるかを考えてみてはいかがでしょう。

心身の機能低下や病気の悪化により衰弱が明らかで、回復が見込めない状態であることから、医師の診断を受け、ご本人やご家族のご希望を伺ったうえで、ご本人、ご家族の同意のもと、ご本人、ご家族の心身の負担の軽減を最大限に考えながら最期の時をあおぞらで過ごしていただくことをいいます。

あおぞらでは、ご本人とのこれまでの関係性を生かして、ご本人が慣れ親しんだ環境で最期まで暮らすことを支援します。
今までのライフスタイルを尊重しつつ、主治医・看護師・介護士が連携して介護、医療を提供し、残された時間を大切にし、ご家族と共に過ごしていただきます。
私たち職員は、安らかな人生の最期を迎えることができるよう、ご本人とご家族の気持ちに寄り添いたいと思っています。

老衰とは、長い期間にわたり、徐々に全身の臓器の萎縮、機能低下がみられ、生命を維持できなくなる状態のことです。
人の体は楽に逝けるように、体内の水分をできるだけ減らそうとしていきます。そのようなときに無理に水分や栄養を入れると、逆に体に負担をかけてしまい、むくみが出たり、腹水が溜まったり、痰も多くなってしまいます。体が求めるままに、うとうと眠り、食べたいものを口にするだけでいいのです。一時的にぜいぜいすることがありますが、最期は無理に吸引や点滴をせずに自然にしている方が楽な場合も多くあります。

「病院へは搬送せずにあおぞらで看取ると決めたが、本当にそれでいいのだろうか。」 「やっぱりやめたいと言ったらあおぞらの方々に迷惑をかけるのではないだろうか。」 悩んで迷って当たり前です。今の気持ちを正直に私たちスタッフに伝えてみてください。

悲しみ、つらさ、色々な想いがあふれることでしょう。どうか、少しでもそばにいてあげてください。ご家族がそばにいてくれることは、ご本人にとって一番安心できることです。返事ができない状態でも周囲の声は聞こえています。どうぞ、想いを伝えてあげてください。ご本人、ご家族が安心してお別れを迎えるために、不安や心配事がありましたら遠慮なくご相談ください。

悲しみがこみ上げてきたり、つらい気持ちになったりすることがあります。このような気持ちになることは自然な反応でもあります。気持ちを抑えこまず、遠慮なくご相談ください。周囲の人に話を聴いてもらうことで、つらい気持ちが和らぐこともあります。